ハレー彗星様より

名前

いつからか、あなたの名前を呼ぶのが、好きになった。
あなたの名前を呼ぶ度に、小さいけれど、幸せを感じる。
そして、そんなあなたが、私の名前を呼んでくれるから、
自分の名前も、好きになったわ。


「んーっ。いいお天気ぃw」
日曜日。目を覚ましたルルーが、大きくのびをした。
雲一つない、澄み切った青空。
ルルーの髪より、少し薄い色。
「綺麗な空・・・。」
(彼の瞳の様だわ・・・。)と、ルルーは心の中で言った。
服を着替え、天気がいいので散歩にでも行こうと外に出ると、
門の前に、1人の男の姿があった。
「シェゾ・・・?」

 * * *

「会いてぇな・・・。」
今日、これで6回目。何回言えば気が済むのだろうか。
「会いてぇな・・・。」
7回目を言ったとき、シェゾは歩き出していた。
気がついたら、ルルーの家の門の前。
入ろうか迷っていたら、ルルーが出てきた。



「あんた、何でいるのよ。」
「いちゃわりぃかよ。」
「別に、わるくはないけど・・・。」
「だったらいいだろ。何処か行くのか?」
「えぇ、ちょっと散歩にね。天気いいから。」
「そうか・・・。」
「上がってきなさいよ。」
「いいのか?・・・散歩。」
「いいのよ。さ、上がって。」
(変だな。いつもなら、もっとつっかっかてくるのに・・・。)
結局、シェゾはルルーの家に上がっていくことにした。
ま、シェゾにとってはラッキーだったのが、ルルーのいつもと
違う様子が気になるらしい。
リビングに案内され、シェゾはソファーに座る。
ルルーは、台所でコーヒーを入れている。
「いつ来ても、でけぇ家だなぁ・・・。」
シェゾが小さく呟く。
シェゾがこの家に来るのは、今日で4回目。
だが、ルルーと2人きりになるのは、今日が初めて。
いつ来ても、アルルがいた。
その度、シェゾはアルルにからかわれていた。

しばらくして、ルルーがコーヒーカップを2つ持ってきた。
「どうぞ。」と言って、テーブルにコーヒーカップを置き、シェゾの隣に座る。
「おぅ、サンキュ。」
かるく礼を言って、コーヒーを一口飲む。
「美味い・・・。」
「あら、ありがと。」
「・・・・・・。」
(やっぱり変だ。いつもなら『珍しく素直じゃない、変態。』とか言ってくるのに。
今日はバカに素直だ。)
そんなことを考えながら、ルルーをちらっと見ると、顔が少し赤いのに気がついた。
「お前、熱でもあんのか?」
と、言いながら、ルルーの額に手をあてた。
「ちょっと、熱なんかないわよ・・・。」
ルルーの顔は真っ赤で、照れているのか、本当に熱があるのか分からない。
「やっぱり、熱いじゃねぇかよ。」
「えっ・・・。」


「38度・・・。」
体温計を見てシェゾが言った。
「はぁ、全く。お前、最近無理してたんじゃねぇか?」
「無理した覚えは・・・ないわ。」
ベットの中のルルーが言う。シェゾに抱き上げられ、寝かされた。
「・・・もう、無理するんじゃねぇぞ。」
シェゾが、心配そうな顔で言う。
(こんなシェゾ、初めて見た・・・。)
「・・・ありがとう。」
ルルーが言うと、シェゾは照れくさそうに笑った。
そして、ルルーに1つ、口付けをおとした。
「これが1番効くんだぜ。」
「シェゾ・・・//////」
ルルーがまた、赤くなった。
「ルルー・・・好きだ。」
「私も・・・好き。」
また、口付ける。
この特効薬のおかげで、ルルーの風邪は、すぐによくなった。



「はやく治って良かったな、ルルー。」
「えぇ。ありがとね、シェゾ。」
2人は、互いの顔を見て笑った。



あなたの名前を呼べば呼ぶ程、あなたが好きになる。
あなたが、私の名前を呼べば呼ぶ程、私は、愛されていると、感じるわ。


「シェゾ」
今日もまた、あなたの名前を呼ぶ。
私は、あなたが大好きです。









〜あとがき〜

はぁ、やっと終わった。
やっぱり、わけわかんない文〜・・・。
相変わらずってやつね。
シェルルを書くのは、これで3回目。(まだそんなんか・・・
1番短いけど、1番マシかも。(これでぇ〜?
オレ、まだまだだなぁ。
偉大なPACO様達を見習って、頑張るぞ。


※PACOはただのチキンです。